ブログ飯能精密のオリジナルオーダーメイド
出来事や制作物についてご紹介
埼玉県入間市にある飯能精密では、金属加工や機械加工、樹脂加工
プラスチック加工・3D作成・試作モデルなど、
お客様のニーズに合わせたご提案をしております。
少人数の会社ですが、技術力では負けません!
「樹脂加工」と聞くと、どのような加工をイメージするでしょうか。
金属部品の表面に樹脂を塗るコーティング加工や、
何かを覆うための加工を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし製造業における樹脂加工とは、樹脂素材そのものを削る、切る、成形するといった
加工を行い、目的に合わせた部品や試作品を製作する技術のことを指します。
また「樹脂」と聞くと、プラスチック製品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私たちの身の回りでは、以前はガラス瓶や金属製だった容器や製品が、
軽くて割れにくく大量生産しやすいプラスチックへ置き換わった例が、数多くあります。
そのため、「プラスチック=安価な代用品」というイメージを持たれることもあります。
しかし製造現場で使用される樹脂は、単なる代用品ではありません。
樹脂には、金属にはないさまざまな特性があります。
例えば
などです。
また使用する樹脂の種類によっては、透明性、耐衝撃性、耐薬品性など、目的に合わせた性能を持たせることもできます。
製造業では「金属より劣るから樹脂を使う」のではなく、
「樹脂だからこそ適している」という理由で選ばれる場面があります。
樹脂加工によって製作されるものは、日用品だけではありません。
機械部品、装置のカバー、電子機器関連部品、治具、試作品など、さまざまな分野で活用されています。
特に樹脂加工が重要な役割を果たしているのが、製品開発における試作品製作です。
新しい製品を開発する際、最終的には金属で製作する予定の部品であっても、
開発段階では、樹脂による試作品が用いられることがあります。
これは、金属で作れないから樹脂で代用するということではありません。
樹脂の加工しやすさや軽量性を活かし、設計した形状が正しいか、他の部品と組み合わせた際に問題がないか、
実際のサイズ感や使用感はどうかといった確認や検証をより早い段階で行うためです。
製品開発では、試作を重ねながら改良を加えていくことが重要です。
樹脂加工を活用することで設計変更にも柔軟に対応しやすく、開発期間の短縮や品質向上につながります。
もちろん、試作品であっても精度が求められないわけではありません。
実際の製品開発に使用される樹脂加工では、図面通りの寸法や形状を再現する高い加工技術が必要です。
金属部品の代わりとして、組み付け確認ができるほど、精密な加工が行われています。
金属加工と樹脂加工は、どちらか一方が優れているというものではありません。
大切なのは素材の優劣ではなく、製品の用途や目的に合わせて適した素材と加工方法を選ぶことです。
樹脂加工は、単なるプラスチック加工ではありません。
製品開発を支える試作技術として、また高い機能性を持つ部品を生み出す加工技術として、
現代の製造現場に欠かせない役割を担っています。